2011年 09月 01日

御挨拶 大観登録によせて     長月吉日

c0211318_1743331.jpg


9月に入り、止まっていた蘭の根も動きだしました。
人間も食欲を取り戻す時期。

蘭にも栄養のある水を与えてみようかと思います。

涼しくなり、らんの流通も活発になってきました。

来週は名鑑の編成と新登録の受付と審査。

当園では大観の登録を予定しております。

いつもでしたら、お客様におまかせしていることですが、「たまには東海園でもしたほうが良いよ」と云われ腰をあげました。

この大観、最初に扱ったのは10年近く前です。
愛知県のお棚で出会い、一目みて惚れ込みました。

登録品の慶賀を覆輪にしたイメージ。
湖東錦を遥かに凌ぐ芸。

葉姿、葉肉も良いし、何より新葉の立ちの色が象牙色で素晴らしいかったです。

株ごと東京上野の展示会に持ち込みました。

最初に眼を付けられた商人さんが井内勇氏、次が森岡武史氏。東西、目利きのお二方です。

特に井内氏は丸ごと譲って貰えないかと云う要望でした。
さすが富貴蘭界の東の横綱、四国山草園の園主さんです。

1本立ちをお二方にお譲りしました。

そんないきさつから大観の人気は始まり、今にいたります。

ここ5年の間に韓国に渡っていた数鉢の大観、そのほとんども日本に持ち帰り、お客さまの所で栽培して頂いております。

私がらんを見て判断する一つの大事な要素として、如何に多くの愛蘭家の方々の支持を仰げて、ロングセラーに成りうるかと云うことを1番大事に考えます。

私の主観に、この蘭はピッタリハマっております。

そして、ここ10年間のこの蘭の動きも、人為的操作なしに、ロングセラーそのものでした。

登録後も多くの愛蘭家の目に触れ、この蘭と親しく接して頂けることを願う次第です。 

                                      園主敬白

by 0130hide | 2011-09-01 10:43 | 蘭亭 コラム
<< 伊勢矮鶏白縞  三蝶咲きの縞 >>