2013年 06月 12日

樹上の蘭に美学を求めて・・・白砂青松 琴ヶ浜

島根県の仁摩産山取り‥

常盤園の先代が現代に残してくれた、最後の銘品。

日本の名渚100選にも選ばれた、鳴き砂、琴姫伝説でも有名な琴ヶ浜の近くで採れた天然種になります。

常盤園さんから出た時には、島根産の山取り白縞でしたが、のちに幽霊変化し、

そこからこのような背に紺を通す芸になりました。

出芽は、至楽の様な、散り斑牡丹芸で

徐々に紺通しを、背に残します。

根は、ルビーと薄黄色の泥根の両方出してくれます。

関西の愛蘭家様の秘蔵品でしたが、当園で、世に出して欲しいとのご希望により、

今回お預かりして参りました。



島根産独特の葉姿、今までの富貴蘭には無い、品の良い柄行きに私も魅了されました。

薄い卵色をした至楽とでも言いましょうか‥‥

25年前、鳥取市の愛蘭家のお棚で、初めて至楽に出会った時以上の感動と、

この蘭を世に送り出すことの責任感に、今は包まれております。




山から出て、縞からの変化して、ここまでくるのには、20年かかっております。

何しろまだ、この世にこの一鉢ですので、暫くは増殖に務めたいと思っております。

5年後位には、登録また、少しづつ棚割りもさせて頂こうと思っております。

その時の為に、参考に画像も見てくださいませ。




c0211318_7323375.jpg

c0211318_7323478.jpg

c0211318_7323529.jpg

c0211318_7323590.jpg

c0211318_7323697.jpg

c0211318_7323762.jpg

c0211318_7323747.jpg


こちらは、白砂青松の名渚‥‥琴ヶ浜



c0211318_7323876.jpg


by 0130hide | 2013-06-12 06:46 | 蘭亭 コラム
<< カワイイ‥‥佐須丸の縞 漆黒の‥‥京楽 >>