2013年 07月 29日
戦前に東京で焼かれた、手島焼きの富貴蘭鉢です。 手島焼き独特の、渋い釉薬が好きでハマってしまう方も多いい様です。 当時は、流行していたサボテンなんかにも使われた様ですが… 丸の富貴蘭鉢や、春蘭鉢は比較的多いい様ですが、この手の六角の完品は今まで、二鉢位しか見た覚えがありません。 大阪春蘭会の会長さん竹ノ内氏が、この手島焼きのことでは、最近良く研究されておられます。 会長さんのホームページ【東洋蘭風来記】は、もう有名ですので、私がここで御紹介するまでもありませんが、 古美術鉢のお好きな方でしたら、参考にされては、いかがでしょうか… 当園で以前販売した鉢も掲載されており、お勉強にはなると思います。 戦前と聞くと、そんなに古くはないのねと思われるでしょうが、鉢と云うのは、けして古さだけが、価格に反映される物ではありません。 一番は、やはり出来具合であります。 同じ図案でも、焼き上がり具合いは、一鉢ごと違います。 職人さんも人間ですので、その日のテンションによっても、活き活きしたラインでしたり、勢いの無い物だったりします。 絵の図案なんかも、時代背景を感じることが出来ましたり、色んな想像力を掻き立てられたりと、楽しみ方は千差万別で御座います。 江戸時代に製作されていましても、使わずに蔵の中で眠っていた鉢などは、全く味わいの無い物で御座いまして、 使わずに残ったものは、余りいいものではありません。 植物を植え込み、水をかけて、また日本の四季を感じながら、風雪に耐えながら、万人の手の温もりを感じながら、育って来たものですと、時代の乗った味わいのいいものになります。 私たちの親の世代か…祖父母位の時代になりますが、近年に作られた鉢の中では、中々の銘品鉢の一つだと思います。 昭和初期の物ですが、大正ロマン的な流れもあり、かなりモダンな感じを受けます。 江戸時代の京楽とはひと味違う、雰囲気の有る蘭鉢で御座います。 こちらの手島焼き富貴蘭鉢は、¥ 350,000ーになります。 こちら商品は、ご成約頂きました。ありがとう御座いました。 園主
by 0130hide
| 2013-07-29 22:32
| 古美術鉢
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