2017年 07月 05日
残雪 蘭としての解説 眼に付けたのは、 素材の内面的な素質 その1 葉型 多くの豆葉の中で、大江丸を少しコンパクトにした容姿、淀の松は、玉金剛より品もあって個人的に好きだった。 その2 柄質 実生の新種また、山取りの新種を始めて眼にした時に、登録在来種の内、どの品種の柄質に近いかを判断する。残雪の柄質は、どれにも属さなかった。富貴蘭の縞柄の多くは、いずれ覆輪になる運命だから、覆輪でも焼けない柄質かを、縞の状態で判断した。 その3 根の色 これも在来種と似たものがないかの判断基準になる1つ。柄質同様今まで無いタイプ。 その4 紅葉 白色系に、アントシアンの出ると、美しさが倍増するから、紅葉しても葉が焼けず、水を引かないかがポイントになる。他の品種では、紅を引く以前に葉が汚く焼けてしまう。こうなると美しいものではなくなり、ただの珍しいものに成ってしまう。 その5 創造力 以上の事を、頭の中で、統合して仕上がった姿をイメージする。そして自分がいいと思ったら、ゴーサインを自分にだす。残雪の場合、自分の中では、まだ理想像までは到達していない。 個人的に、あの名作者のところで栽培したら…‥‥‥と云う願望もあるが、こればっかりは、相手の好みもあるので、難しいところでもある。 園主
by 0130hide
| 2017-07-05 10:45
| 蘭亭 コラム
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