カテゴリ:蘭亭 コラム( 205 )


2017年 05月 28日

京楽オモト鉢四寸

菱窓唐草牡丹図亀甲古紋

私は、こういう手の絵付けを

ヘタウマイと言っております。

基本上手い方が、一見下手に

勢いにまかせて、ざっと描くものと

基本下手な方が、一生懸命上手く描こうと

している作品は違った感じで

自分の眼に写ってしまう。

感じてしまう。

それと商業的では無い感じ。

絵付けに商売っ気が、

ぜんぜん感じられない。


この作品は、

子供が描いたように

漫画チックで面白みがある

窓の中の牡丹図はとても丁寧で、

黄色と青色の窓が特に良い感じ。

金牡丹なら20本立ち位が調度いいかな

青色の窓には、清涼殿の様な青根の品種、

赤い窓には、建国殿かな……‥‥‥

先ずは、好みの鉢を購入し、

鉢に見合うサイズまで10年掛かりで作りあげる。

これもアリですよね。

江戸幕末あたりの風情は、

平和で穏やかで

やんちゃで、

粋な感じ…‥‥‥

時代背景によって

鉢の雰囲気も違うものですね。


※先日入荷してきました。

近々販売させて頂きます。

宜しくお願い致します。

                 園主


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by 0130hide | 2017-05-28 07:00 | 蘭亭 コラム
2017年 05月 06日

凄いの、見つけてきました。

先日、伺ったお客様の御棚で、

金牡丹縞から出た、

雪白色の三光中斑を見つけてしまいました。

まだ小さな木ですが、

大きく成れれば、牡丹系の芽変わりでは、

今世紀最高の貴品に成ると信じております。

暫くは、門外不出。

10年位は、寝かせる事になるでしょう。

じっくりと、大きくして頂ける方に預けて

本日のお仕事は、これにて終了しました。

                園主
              

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by 0130hide | 2017-05-06 11:17 | 蘭亭 コラム
2017年 05月 01日

五十鈴川の解説から

色々と、勝手に想像してみた。


昨年秋、大阪の工藤名誉会長宅に遊びに伺ったおり

頂いてきた、昔の本

角谷さんと莫山さんの書いた風貴蘭。

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これに羆の写真と解説、五十鈴川の解説もある。
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羆の解説は、現在のものと同じ感じに書かれている。

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面白いのは、五十鈴川の解説。

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棚の環境の違いであり、取り上げる程の事では

無いと、切っている。

この本の発行人は、松村繁三郎(常磐園の三代目)

川西の増田園芸さんの親父さんだが

趣味家の様な曖昧な言い方では無いところをみると

爺さんが筆をいれたのかな~と



花の咲く蘭に

羆と云うのも、かなりユニークな

命名ではあるが、

少し綺麗に芸が出た羆を

伊勢神宮の横を流れている

五十鈴川と言い出すところは、

かなり洒落ていて、良い感じ表現だと感心もするが‥‥‥

当時の商人が、付加価値のアップしようとしたのか

または、趣味家の夢心地?

現代の蘭界でも、よく観られる光景で

楽しげでもあるのだが、

これを『何をアホな事、ヌカシよんねん』てな感じで、一刀両断しているところが、面白い。

真面目な人が、言っているのなら面白くないが、

あのトッポイ爺さんの仕業としたら

非常にユニークだ。

きっと誰か対象にしている人を

意識して書いている感じがする。

これも爺さんの事を知っていて、

対面でもされた方でなくては

解らない事と思うが‥‥‥



私は、二十歳の頃から、見聞を広げようと


よく爺さんの園に行き、勝負を挑んでいた。

最後まで、1回も勝たせてくれなかった。

勝ち星の無い、唯一無二の存在。

20歳と80歳のガチの勝負。

あの時、負け続けたので

今の自分がある。

同情なんてされなくて良かったと

今、振り返る。



そんな風に思える様な、

歳になったよ、爺さん‼


 園主




by 0130hide | 2017-05-01 07:12 | 蘭亭 コラム
2017年 04月 28日

尽くす喜び…

寅さん人生、相変わらず

竹籠を担いで、地方巡業

先輩方の訃報を聞いて

時代の流れを感じつつ

我が人生も振り返る

散った桜は、若葉を出すが

人の命は、はかないものよ

蘭を養う喜びは、

家族と別れが来た後の

心の癒しと善き伴侶

悲しい別れのその後に

貴方が笑顔になるならば

お届けします何処までも

今度は、蘭を養って

咲かせて下さい

良き花を

きっと

かならず

答えてくれる

                 園主

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by 0130hide | 2017-04-28 08:00 | 蘭亭 コラム
2017年 04月 24日

昔の写真

ネットサーフィンしていたらこんな絵がありました。

富貴蘭は、確認できませんが
万年青、葉蘭、ホウサイ蘭、万両、蘇鉄、松、梅
等々

錦鉢に入れて貰って‥‥‥

チョンマゲの植木屋さんが、露店で売っているところかな‥‥‥

まさに蘭商の原型?

寅さんの原型だね。


芸者風の女の人が、品定めしている様子

江戸時代の浮世絵によく出て来るのは、

芸者と錦鉢に入った植物たちですがね‥‥‥

蘭界にも、若い女の子とか、もっと入って来ないかな~

そしたら、皆さんも楽しいですよね。

30代位の和服を着た女性に、

『今度、○○さんの富貴殿見せてください』なんて

言われたら、テンション上がりますよね。

春の植え替えも、張り切って出来るかも‥‥‥



この業界も、高齢化の波を打ち消す、

企画を考える必要があります。

最近それをひしひしと感じております。

多肉女子、山ガールがあるのになー

富貴ガールとか、おもと女子があってもいいよね。


蘭女子と、合コンか~

イーですよね‥‥‥

                    園主

※植木屋のこの子、なんか値切られて不機嫌そう、

『これ、安くしなさいよ!』なんてね。

女の人は、細かいからねー(笑)


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by 0130hide | 2017-04-24 05:45 | 蘭亭 コラム
2017年 04月 15日

牡丹芸進化系2

親は、黒牡丹No.1が金牡丹化したもの

子は、金牡丹の縞のような雰囲気がある。

こんな蘭を見ると、金牡丹にも

色んな系統があるのも、うなずける。

進化の課程を楽しむ趣味人とっては、

最高の伴侶になる品種ではないかな?

と思います。

                  園主


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by 0130hide | 2017-04-15 06:59 | 蘭亭 コラム
2017年 04月 13日

進化していく富貴蘭

最近、入荷した三点の蘭。

30年以上、富貴蘭と関わってきましたが、

蘭と云うのは、人間の想像以上の変化を見せるものです。

とても、とても面白い趣味。

敢えて、品種解説は、明日以降にさせて頂くことに‥‥‥

解る方々には、ヨダレものだと思いますが‥‥‥

富貴蘭のお勉強‥‥‥

奥が深い世界です。

                  園主

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by 0130hide | 2017-04-13 07:25 | 蘭亭 コラム
2017年 01月 01日

あけましておめでとうございます!!


旧年中は、お世話になりました。

本年も、御愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。


今年は、自己の器を拡げる、一年にしたいです。

蘭の器と云えば、楽鉢。

楽の古鉢で、最高傑作と云えば五柳

いにしえの芸術的作品です。

こんな器に入れてもらえる蘭さまは、どんな蘭なのか・・・・


今年もより上を目指して、精進させていただきます。

平成29年元旦

園主 梅原秀史

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by 0130hide | 2017-01-01 14:28 | 蘭亭 コラム
2016年 12月 29日

富貴蘭は、

やめられないですね。

変化する蘭は、楽しい。

お客様の不老冠(豊明殿白覆輪)

この娘は、じっくりと仕上げて頂きたい品種。

十分紺地がのるまで、株分けしないように

先日お客様に、釘をさしてきました。

品種の性質上(派手な個体が割りと良くなる)

いい覆輪になると予想しております。

10年前は、ここまで進化して来ようとは

想像出来ませんでした。

思い切って勝負しといて正解でしたね‥‥‥

この蘭さまは、想像以上、出来すぎでした。

お客様にも、喜んでいただけて‥‥‥

蘭商冥利に尽きます。

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 御礼

東海園ブログ、サムライオーキッド(大名の愛した蘭)をご覧頂きまして、一年間ありがとうございました。
今年も、沢山のお客様に支えて頂き、ここまできました。お陰さまで東海園の呑平店主も、何とか年も越せそうです。

来年の蘭界は、動と変化の一年と、予想しております。新しい流れも自ら興し、楽しんで頂く為の趣向も、年末年初じっくりと、考えてみようと思っております。
今年は、この辺で失礼します。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

   

             園主 梅原秀史




by 0130hide | 2016-12-29 17:00 | 蘭亭 コラム
2016年 12月 23日

二泊三日で‥‥‥

旅立って行く蘭さまたち

一昨日来たと思ったら、

明日はもう新しい御棚へ

こんな荷作りをする蘭商さんも

最近は、余り見かけなくなった。

私にとっては、蘭は生きる美術品。

日本は、大陸性の気候とちがい、四季がある。

なので、蘭の顔色、姿も四季移り変わり

東アジアのなかでは、一番美しく仕上がる。

北国の風雪に耐えてきた蘭は、

特に美しいと思う。

大好きな、品種ほど

すぐに、旅立ってしまう。

寂しくなるが、この寂しさを帳消しにしてくれるのは

2~3年後、嫁ぎ先を訪れた時。

作上がりした蘭さまに再会した時の喜びに

替えるしかないかな‥‥‥

柔らかい白紙にそっと包み

堤籃に入れる。

お客様が帰られた後、これで夜のお仕事終了。

明朝、当園をチェックアウト‥‥‥

園主

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by 0130hide | 2016-12-23 07:20 | 蘭亭 コラム