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2022年 03月 20日

20歳から

20歳から
一人で仕事を初めて38年経ちました。
私に付いて来て頂けるお客様方の
お蔭で、ここまでやって来る事ができました。
無上の喜びを感じております。

蘭が好きでこの仕事を選びました。
親として
大事な娘を嫁に出すには
どんなお相手なのか
私も気になります。

蘭の世界も色んな商法があります。
特に私のやり方は
一方通行ではないので
コミニケーションが上手くいかない方とは
トラブルになります。
そんな事は
出来るだけ避けたいと思っております。
その辺、ご理解頂けると助かります。

一般常識が無い、お金儲けが目的
蘭仲間の悪口、陰口を言う
他のお客様のコレクションをけなす。
特に難しい話では無いと思います。
この様な方は、趣味家、業者共に
お付き合いをお断りしております。

さてさて、
春ですので
植え替えの済んだお客様からは
蘭がこんな立派になったとか
画像やお便りも頂きます。
お蔭様で
ブログネタにも困る事もなく
穏やかな春を過ごしていられます。
ありがたい事です。

今日も地方のお客様から
不老白の立派な株立ちの画像が
届いております。
蘭を愛して養う趣味か〜
最高に贅沢ではありませんかね。
羨ましいです。
俗社会、会社経営とか気にしないで
私も真の愛蘭家になりたいです。

後二年で定年の歳です。
年金生活か〜
似合わないな〜
自分には・・
苦笑
蔓防明けの夜遊びが待ち遠しい様では
当分年金生活者にはなれません〜
笑笑

それではまた、グットラック🤞
園主


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# by 0130hide | 2022-03-20 07:20 | お棚拝見
2022年 03月 19日

逆光に浮き上がる

逆光に浮き上がる
紅染め

春先は特に美しすぎて
つい、うっとりしてしまいます。

長年栽培しておりますと
何年かに一度
凄い輝きを放ってくれる時があります。
画像の蘭も
自然界のオーラが凄いですね。
素敵な生き物ですので
いつ迄も気を使い
優しく見守ってあげてくださいね。
私も稲刈り出来るだけ我慢します。
こんな美人
ねだられても
出したくはないですよね〜
私が趣味家だったら
私みたいな園主は、
シャットアウトですよ。
良い蘭を販売してくれるのはいいんですが
増えた子供とか
稲刈りに来られるのは、ちょっとね〜
怖いですよね、ね。
お客様方から
そんな声が聞こえてきそうです。
それではまた、また

グットラック🤞
園主

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当園にて長年、セレクトしてきた
紺通しの入る系統
根下ろし良好
栽培も気を使わずに済みます。
作れる至楽と高評価を頂いております。
お客様愛培、割子から4年目


# by 0130hide | 2022-03-19 06:38 | お棚拝見
2022年 03月 18日

ここのところ

ここのところ
少し頑張り過ぎた様で
煮詰まってしまった心に
風穴を開けて来ました。
人間関係って距離感が大事ですよね。
バランスが崩れると
思いがけない方向に傾いて行ってしまいます。
私の仕事ってコミニケーション第一ですので
その辺が大変な時も多々あります。

今回の気分転換
1家を出ます。
2東京赤坂の定宿にチェックイン
3近くのサウナ風呂で汗を流す
4タイ古式マッサージでストレッチ
5オネエチャンと同伴で
行きつけの鮨屋に(蔓防で今は休業)
6銀タコとビールで我慢
7買い溜めしていた本を読む
東京の定宿は、赤坂のホテル
昨夜は地震がありましたが
伊豆育ちで、地震は慣れっこ。
ベッドから出る事もなく
熟睡しました。
翌朝
見附の路地裏
小ぢんまりした
蕎麦屋でカレー蕎麦を食べ
プラプラ散歩
たまたま入ったギャラリーでは
来週から始まる展示会の準備をしていました。
最初は、黒織部の徳利を物色しようと
思って、説明を聞いていたのですが
高麗の古い壺がどうしても気になる
穴の空いた私の心に
ツキ刺さってピッタリと収まって
抜けなくなってしまった。
こう云う出来事って
蘭と一緒で出逢いが大事何だよな〜
と自分を納得させ
決断に至ります。
展示会のメイン商品だったので
そこそこ高額でした。
『頂きます』
と言った瞬間の
店主の驚きに満ちた顔色に
私の方が驚きました。
そんなにびっくりしなくてもいいのに・・
見た目は40代?
きっと田舎者の
若造に見えたのでしょうね。
笑笑
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赤坂東急プラザ2階 游ギャラリー
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     高麗李朝展示は、来週24日から始まります。



# by 0130hide | 2022-03-18 05:30 | 蘭亭 コラム
2022年 03月 16日

相対する美しさ

相対する美しさ
とは?

鏡は
淀の血が濃い
葉先は指先で摘んだ様に絞りがあり
梅雨受けもキマッテいる。
立姿は
五葉松の盆栽の如く
差し枝が左へスッと伸びて
次の枝が右手にと
交互に広がる。
どっしりと構える姿は
『掛かってこんかい!』
吠え
ストレートに迫ってくる。
一枚一枚長短があり
キッチリ揃わない所は
短所であるが
私には長所にも見える。

早春の今頃
アントシアニン量も多いいのか
渋さもマシマシ

全体の印象は萌黄だが
新葉の
立ち上がり
葉縁だけは
明るめの色で展開し始め
私達に春の訪れを
告げてくれる。

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白州は女性的雰囲気で
しっとりした佇まい
縞の色合いにも優しさがあり
柄も整っていて
縞揃う性質は
育ちの良いお嬢様のよう
鏡の様に暴れん坊な雰囲気は
カケラもない。

夢幻ベースなので元々の葉色は
薄めの翡翠色だ。
根の色は、ピンクルビー色
強烈なルビーじゃないところが
又この木の品格を引き上げている。

奥ゆかしき趣きは、
爽やかな
夏渓の風
ハクシュウの命名者は、
文化人として有名だった
白州(シラス)正子のファンだった。
彼は
京橋の老舗古美術店の常連で
正子の話を先代店主から
良く聞かされたそうだ。
命名の由来とキッカケには
そんなエピソードの上に成り立っている。

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それぞれの美しさ
今日は、詩人ぽく語ってみました。
少しヒツコイかなぁ?

それでは、又
園主


# by 0130hide | 2022-03-16 06:01 | 蘭亭 コラム
2022年 03月 15日

人生、大いに道草をして

人生、道草をして
     遠回りに歩む

そこには色んな発見や気付きもあり
心だけは、豊かになれる。
蘭趣味こそ、最高の道草ではなかろうか?
無駄な様で
決してそうでもない。

今日ご紹介する蘭の作者は、
普通、一般的と云う言葉から
かけ離れた
人生の先輩だ。
栽培している蘭をご覧あれ
セレクト目線は
私と良く似ていて共感を覚える。
真面目に人生歩まれて来た方は
お堅い品種が多めな傾向がある
富貴殿や金牡丹が多かったりする
栽培上ロスの少ない
リスク少ない品種で
変化に乏しく、冒険もしない
そんなタイプ。

色んなタイプの方々がいて
世の中バランスが取れていて
丸く収まるようだ。
さてさて
お棚の蘭の表情を拝見すると
慌てる事なく、じっくりと愛情をかけられ
育っているのが分かる。
人柄、優しさも感じる。
真面目な人生を歩まれていない
だけあって遊び心満点💯
素晴らしい道草達ではなかろうか。


園主

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建国の虹


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鳳玉の縞


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至楽


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金剛宝



# by 0130hide | 2022-03-15 05:04